社会保険労務士法人
江後経営

お問い合わせはこちら
メール

社会保険労務士法人
江後経営

お気軽にご相談ください
社会保険労務士法人 江後経営

〒601-8328 京都市南区吉祥院九条町30番地1 江後経営ビル

お知らせ

熱冷ましはいつ使う?
2023.10.20

暑い夏が過ぎて、やっと秋到来かと思ったら、急に肌寒くなりました。
季節の変わり目、風邪に罹りやすい季節です。
熱が出たとき、どう対応されますか?    

私は以前看護師として働いていました。社労士の世界に入り、正確な数字が定まっていることに感心しました。
給料1円単位で保険料がピシッと決まります。でも医療ではそんなわけにいきません。

「内服必要な発熱は〇〇℃以上」と決まっていません。
医療の世界では個人差が大きく、統計と確率で成り立っています。
平熱が35℃の方と37℃の方では、同じ38℃でも身体への負担は大きく異なります。
くすり
ではいつ、熱冷ましを使えばいいのか?

結論からいうと、熱が出たからといって、解熱剤を内服する必要はありません。
飲むタイミングは、熱のせいでしんどくて、それを少しでも楽にしたいとき、です。

たとえ39度の熱が出ていても、身体が熱いだけで水も食事も摂れているなら、飲む必要はありません。     
むしろ、体温は高い方がウイルスに対抗する力が強くなるので、平気なら飲まない方がいいです。
体温が高いほど免疫力は活動がアップし、ウイルスたちは活動が弱まります。
(41度を超える時は、すぐ受診を。)

こう話すと、「解熱剤は飲まない方がいい」と頑なに内服されない方が出てこられるのですが、
ぐったりして食事や水が摂れなかったり、寝付けず睡眠不足だったりすると、そもそもの身体の戦う力が弱まってしまいます。
そんな時は解熱して少しでも体力を回復する方が大事です。
ウイルスと戦うため、身体は普段以上に体力を消耗しています。

解熱剤がウィルスと戦うわけではなく、戦っているのは自分自身の免疫力です。
我々にできることはサポートあるのみ。大前提は「よく食べ、よく飲み、よく休むこと」です。
(お酒はだめですよ。アルコールは逆に脱水状態となります。)

                     
何より風邪をひかないのが一番です。普段から栄養と休養を大切にしましょう。
それでは皆様、ご自愛くださいませ。